追加エビソード【彼氏ができたから…】

 今回紹介する作品は、サークル「September」様の「僕は妻が寝取られ何度もイかされる姿を見続けた。総集編」になります。3回にて綴られる「妻の浮気物語」の総集編。「僕は妻が寝取られ何度もイかされる姿を見続けた。」シリーズの集大成となる本作では、追加エピソード「彼氏ができたから…」も気になる所です。「総集編」の度に語られる「重複購入」による「財布事情」。今回の追加エピソードでは、「間男と妻の馴れ初め」が語られることになります。本シリーズは、「妻の寝取られ」ではなく「妻の浮気」に重きを置いた作品となっています。妻のために社畜人生を送る夫は、いつも残業続きの過重労働。いつも帰宅の遅い彼でしたが、今日はたまたま早く帰ることが出来た「その日」。夫は、「妻が浮気している現場」に遭遇してしまうのです。あまりの出来事に、その現場で彼女を咎めることも出来ず、まさかの「様子見」をすることになるのです。そこには、裏切った妻への怒りよりも、「信じた妻の背信への理由」を探す「夫」の姿がありました。

妻の浮気に、正当な理由を探して

 ヒロインと間男との「浮気現場」を観察する、精神異常な夫。その根底にあるのは、「妻の浮気」に対して、「自分が納得する理由」を求める「彼自身の心の弱さ」。夫にとって、浮気した事実を踏まえても、妻への愛は変わらず、むしろ「浮気をさせてしまった」という「妻への贖罪」が、本件の「不倫」をこじらせる原因にあったのです。例え、浮気をしても「離婚」はしたくない。妻に対する「強い執着」がありました。また、「妻の浮気原因」の一端は、社畜人生によって、妻の相手をしなった「自分自身の不甲斐なさ」もあることが、本作で語られることになります。そこを、「間男」に付かれたのが、本作の冒頭に繋がる全て。一生懸命働いた夫を他所に、間男と妻との不倫現場に、精神崩壊が進む夫。その怒りの矛先は、「愛する妻へ向けてはならない」と思う反面、間男との激しいセックスシーンに、夫の日常は崩壊していくことになります。そして、その綻びが、表面上平穏を装っていた夫婦の関係にひびを入れるのです。「妻」は知らないのです。「夫が自分の浮気を知っている」ことに。その虚しいすれ違いによって始まる、本当の「寝取られ」。興味がありましたら、ぜひ!

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