2024年01月中旬発売予定

今回紹介する作品は、サークル「たことかいと」様の「きみの全てを奪うまで 2」になります。サークル「たことかいと」様は、情緒溢れる「寝取られ」の持ち味で、「純愛」を基軸にした「略奪愛」たっぷりのシナリオが特徴です。「きみの全てを奪うまで」シリーズも、幼馴染の両想いな「男女」から、ヒロインを寝取るストーリーが展開され、大切な「幼馴染」を奪われる喪失感が堪らない作品となっています。続編となる本作は、年内の発表でしたが、大容量のフルカラーで描かれる完結編には、多大な時間が発生したことで、来年1月中旬まで延期することになりました。せっかくですので、シリーズ全体のあらすじを解説したいと思います。

何もしない「持っている」主人公への反逆

 この物語の視点は、両想い幼馴染ではなく、そんな仲睦まじい二人を望む「外野の男」。正確に言えば、主人公の友人である「礼司」と呼ばれる少年が、本作の「竿男」です。彼は、ヒロイン「ひな」に恋をしていました。しかし彼女は、幼馴染の「晴人」へ恋心を抱いていました。幼馴染という生まれた時からの「勝ち組」に絶望するしかなかったのです。そして、両想いなら「諦め」も付くと思っていました。ですが、友人「晴人」は、ヒロイン「ひな」の恋心に気付きながらも、「何もしない」。何もしなくても、「いつか結ばれる」と思っていたからです。その怠惰な友人「晴人」への怒りと、ヒロイン「ひな」への思いが錯綜する中で始まった、「寝取り」が本作の根底にあります。

BSS/NTR

 BSS (ぼくがさきにすきだったのに)。主人公「晴人」は、友人「晴人」のヒロイン「ひな」の寝取りすら気付かずに、「何もしない」日常を謳歌していました。「何もしない」日常でも、大好きな「ひな」がすぐ近くにいるからです。しかし、本作の時間軸では、友人「晴人」の猛烈なアタックにより、ヒロイン「ひな」が、彼の「女」へと堕ちていく展開が描かれていくのです。予想もしなかった「未来」に直面する中で、初めて、ヒロイン「ひな」への思いを自覚する主人公「晴人」ですが、時遅し。

 友人「礼司」の彼女になってしまった「ひな」。それでも、昔のような関係に戻りたい主人公の思いは、どのような結末を迎えるのでしょうか?興味がありましたら、ぜひ!

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