約1年越しのサークル「VENUS」様の新作寝取られ同人ゲーム

 今回紹介する作品は、サークル「VENUS」様の「ノスタルジック☆さまぁ」になります。寝取られ同人ゲーム界隈では、その「心に突き刺さる」シナリオに、多くの固定ファンを抱えている、サークル様です。もちろん、私もその一人です。クリエイター支援サイト「Ci-en(シエン)」による、構想から開発期間は約1年の長編寝取られ同人ゲームとなっています。導入までの「第4章」までは、無料でプレイできますので、本記事では、導入編までの「あらすじ」を紹介したいと思います。

愛を失った「主人公」と「娘」

 物語冒頭は、社員登用に失敗した「主人公」の悲しみからスタートします。彼は、バイト戦士の三十路おじさん。将来への希望を見出せない中で、単身用のアパートに帰ると、「見知らぬ少女」が一人立っていました。「來乃羽」と呼ばれる少女は、精神的なストレスにより、「言葉を失った」少女であることが、後に判明することになります。「來乃羽」は、主人公への「置手紙」を渡すように、母親から言われていたそうですが、その母親の姿はありません。「置手紙」には、「あなたの子供です」だけ書かれていました。少女は、主人公の「子供」だったのです。母親は、主人公を捨てた「元妻」。自分の子供を妊娠しながらも、別の男性の元へ行き、そして、その子供を置き去りにしたのです。

父親としての「再出発」のため、祖父の故郷へ帰る

 母親に捨てられた事実を理解できない少女。同じように、その妻に捨てられた「主人公」は、彼女の面倒を見ることを決意します。しかし、決して「父親と名乗れないまま」。単身用のアパートでは、一緒に住めないことや、今の職場での将来が見込めないことを考えて、亡き祖父が住んでいた「空き家」での「新生活」を考えました。そして、「岬山郷」と呼ばれる「半島」での「新しくも懐かしい日常」がスタートするのです。

メインヒロイン①「両想いだった保育士」

 「岬山郷」での「新生活」ではありますが、「來乃羽」と過ごす過程で、かつて「祖父」との「思い出」を想起する主人公。そして、「祖父」の家の前に住んでいた幼馴染「瑛茉」のことを思い出すのです。「瑛茉」は、現在も「岬山郷」に住み続け、「保育士」として生活をしていました。「祖父」の故郷として、子供の夏休みに出会った際に、意気投合した二人。主人公が「岬山郷」から離れる際も、文通をするほど、仲が良かったのですが、突然連絡が途絶えるのです。「岬山郷」で再会し、それが互いの思い違いだったことが判明し、お互いを意識するようになります。

メインヒロイン②「訳ありヤンキー少女」

 「岬山郷」での「新生活」一発目に出会った「謎の少女二人組」。「祖父」の「空き家」を管理していた地元の女子校生「七彩」。そして、その親友である「杏子」。二人は小学校からの親友でしたが、中学で分かれて、高校で再会した際に、「杏子」は「不良少女」になっていました。主人公は「祖父」の「空き家」絡みで「七彩」と交流を深める中で、娘にちょっかいを出す「杏子」の「異常性」に、主人公は戸惑うことになります。全てを敵視する彼女の冷たい瞳には、「誰にも頼れない」という「孤独」が感じとられたのです。両親からの愛を受け取ることが出来なかった「杏子」ですが、とやかく「心配」する主人公に対して、何かしらの好意を抱くようになります。

でも残念!これ「寝取られ」です

 という「ハートフル」なストーリーながらも、「寝取られ」の絶望感を抱かせるエンディングが待ち受けていると思います。「來乃羽」という「母親から捨てられた娘」を通して、父親として成長していく主人公。プレイヤーも、どんどん「人情に熱い」人間に感化されていくと思います。その中で、「なんとかしてやりたい」と思う「ヒロイン」たちに対して、非情な現実を目の当たりにする時に、我々は、どのような感情になるのでしょうか?興味がありましたら、ぜひ!

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