片思い、寝取り・寝取られ

青が溶ける

旅館×BSS/NTR!!

暗闇の先、襖の向こう……ほんのわずかな隔たりが彼らを狂わせていく

 長編シリーズ「きみの全てを奪うまで」も無事完結し、その最終巻で実施された、「次回作アンケート」。それは、3つの「あらすじ」に、「A,B,C」の仮題を付けて、Fanzaサイトのお気に入り数で投票するという、前代未聞の企画。

 他サークル様でも、お気に入り数による特典展開があるが、作品自体の発表を投票形式にするのは、とても珍しい。今回紹介する「青が溶ける」は、その企画案の中で、一番の投票を得た「物語」であり、「たことかいと」先生らしい「BSS」を基軸にした作品。

 意外なのは、前作と異なり、しっかり「寝取られ」の堕ちが用意されている点。そういう意味でも、前作との違いを楽しめる。

青が溶ける

 本作では、男女仲良し4人組が、旅館を舞台に、その「性」なる「青春」を謳歌するお話。そして、仲間だったのに、「仲間外れ」として「BSS」の敗北を味わう「主人公」。女友達として恋をしていた「あの子の痴態」。そして、男友達として信頼していた「友の裏切り」。

青が溶ける

「青が溶ける」の感想

 代表作「きみの全てを奪うまで」が、寝取られからのハッピーエンドで終わり、寝取られ堕ちを期待していた人が肩透かしを食らった。本作は、長編シリーズではない完結物語として、しっかりとした「寝取られ堕ち」が描かれている。

 ただ、最終的に寝取ったのが、主人公の男友達ではなく、その男友達の「オジサン」という展開。あくまで、仲良し4人組は、お互いに大切な仲間であり、高校生活に嘘はなかったという感じとなっている。そこは、「きみの全てを奪うまで」で描かれた「友人の確執」から始まる「寝取られ」と、綺麗な線引きをしているように感じた。

青が溶ける

 良かった点として、主人公の片思いであるヒロインだけでなく、もう一人の女性友達であるサブヒロインも、仲良し4人組の「BSS」に組み込まれていて、ダークな人間模様が描かれていた。ただ、「寝取られ堕ち」の後半では、蚊帳の外感が否めない点があり、個人的には、仲良し4人組「全員の退廃」を描いて欲しかった。そこは、それこそ、個人的な感想に収まるものだろう。興味がありましたら、ぜひ!

青が溶ける